マイペースに綴る、吉岡淑恵の日記。。。
前回の続きでございます。
2日目は4時過ぎに起床。
7時半に朝食だったので、もう少しゆっくりできたのですが、朝からまた露天風呂を堪能しようとしたのです。
しかも、5時20分頃日の出の予定だったので、朝日に映える錫丈岳を湯に漬かりながら楽しむはず・・・でした。
でも、日のでは5時20分でも、錫丈岳に日が当たるのはもっと後なんですよね。
「あともう少し、あと、あと、あと、、、もう少しのはず・・・・」と自分に言い聞かせ、
「早く上がって来いやぁ~」と太陽に向かって言う高田延彦を想像しながら、、、湯に漬かってましたが、もう限界。
1時間粘ったけど、湯船にノックダウン。軽くのぼせてしまいました。
どうして、いつも、準備は良いのに、こうタイミングが悪いんだろう。。。
さて、まほろばの朝食は、私のいつもの晩御飯並みに、いや、それ以上に充実しています。
やっぱり山行くときはガッツリ食べなきゃねって思いながら、苦しくなるまで食べてしまいました。
どうして、いつも、準備は良いのに、こう裏目に出るんだろう。。。
さて、まほろばを後にし、新穂高ロープウェイで一気に2156Mの西穂高口まで高度を上げます。
このロープウェイ、何と2階建てなんです!!
しかも、日本初らしく。
一階に乗るか、2階に乗るか、ワクワクしてしまったけど、、、どっちに乗っても気分は同じですよね。
西穂高口に着いたら、まず屋上の展望台で写真撮影。
やっぱ下から見上げる山よりも、ずっと迫力が違う山々。。。
天気も良く、山日和です。
笠ヶ岳、焼岳、小さく天を突き刺している槍ヶ岳、そして、目指せ西穂。
今回は西穂岳手前の、独標までになりそうだということでしたが。
心の中では「進めぇ~進めぇ~」と念じておりました。
さて、一行は撮影しながら歩き始めます。
これがまた凄い面白いのです。
ライターの中村氏は、かなりの花博士。
一歩踏み出す度にと言っていいほど(いや、それは言い過ぎかも)、「あっ、○○だぁ~!!」と花の名を言うので、とても気になるんです。
しかも、私の「この植物は何?」という問には全て答えられます!!
今回彼から学んだもので、覚えているのは、、、ゴゼンタチバナ、ベニバナイチゴ、ハイマツ、カニコウモリ、ナナカマド、、、だけ。
もっと色々教わったのに、覚えれない自分が情けなかったです。
ゴゼンタチバナに関しては、7回くらい名前を聞いた気がします。
ところで、野いちごって食べたことありますか?
今まで怖くて手を出しませんでしたけど、今回挑戦してみました。
食べたのはベニバナイチゴ。
沢山成ってて食べ放題でした。
味は、酸っぱくてそこまで甘くはなかったです。
毛がチョット長くて、種が沢山ありました。
大きさは、小指の第一関節よりもう少し小さい位。
まぁまぁ美味しかったのですが、、、野いちご食べて、とよのか等の苺の美味しさを思い知った気がします。
人間って、本当に美味しい、上澄みの物しか食べてないのかという気になったんです。
ということは、食糧難のこれから、新しい食材を探すのって至難の業かもしれませんよね?
口が肥えすぎてしまったのかもしれませんね。
さて、1時間半も経たない位だったでしょうか。
西穂山荘に到着です。
しかし、まだまだ元気も残っていて、必要ない荷物をデポしてすぐに出発。
まずは2701Mの独標を目指します。
緩やかな登りが続き、最後の岩場を登れば到着です。
1時間半程度で着きましたが、やっぱり何と言っても独標からの景色は違う。。。
展望台よりも迫ってくる感じで、ド迫力でした。
この日はココ止まりでしたが、この先がどうなっているのか考えてワクワクしてました。
西穂山荘に戻って装備の撮影なんかを済ました後は、祝杯です。
最近、日本酒の味を覚えた吉岡。
夕方4時半から、素敵な景色に囲まれて飲む、美味しい日本酒は別格。
とても美味しかったので、何と言うお酒だったかメモし忘れた自分を今でも責めてます。
もう一回西穂山荘行かなくちゃなぁ。
5時半という早い夕食を済ませた後は、部屋で日没の写真撮影大会。
プロの磯貝氏みたく上手く撮れませんが、何とかしてあの感動を納めたい・・・と沢山撮りまくっちゃいました。
笠ヶ岳のシルエットと空のコントラストがとっても綺麗でした。
日の出、日の入りのあの瞬間が大好きな私。
街に居ると、こうやって静かに一日が終わるのを、つい忘れてしまってますよね。
夜行性でない限り、太陽がないと身動き取れない状態に動物って追い込まれる訳で、そんな当たり前な原始的なことを改めて実感させてくれる瞬間です。
その自分の生物っぽさを実感することで、単純に綺麗な景色に余計感動してしまったりするのかな、、、なんて考えたりしました。
山の夜は早い。
9時前就寝です。
明日が最終日ということもあり、勿体無くて寝たくないのですが、横の御二方は寝ているし、、、寝るしかない。
これが生物の在り方なんでしょうね。
だってココは山だもん。
つづく
[いいですね]
やまって素敵なんだね
読んでたら、なんだか自分も一緒に行った気分になったよ
投稿情報: ぴよ彦 | 2008/09/29 18:50
是非是非、実際に足を運んでみてください。
全く違いますよぉ~感動が!!!!
投稿情報: よしおか よしえ | 2008/10/03 01:14