六甲全山縦走という大会を御存知でしょうか?
毎年神戸市が11月に主催する山岳耐久レースです。
いくつかのチェックポイントを時間内に通過しながら、須磨浦海岸から六甲の山々を越え、阪急宝塚駅までのルートを縦走するというものです。
全57キロ、登りだけを足しても3000メートルを越え、肉体的にも精神的にも試されます。
この大会に昨年初参加したのですが、残りわずか12キロという最終チェックポイント・東六甲分岐点で無念のリタイアをしてしまったのです。
今日はその続き、東六甲縦走に行ってきました。
JR芦屋駅からバスで東お多福山登山口まで移動し、まず六甲山頂へ。
徐々に積雪量が増えていき、アイゼン無しでは登れない場所も続出!
これが初体験だったのですが、アイゼンって凄いよ!!
身動きできない氷の急坂も嘘の様に歩けるんです!
山道具って面白~いって一人はしゃいどりました。
しかし、平坦な道を歩いている時に気付くと、右足のアイゼンが脱げて無い!!
我ながら驚きました、気付かず歩いてる私って!!
もし私がシンデレラなら、きっと王子がアイゼン持って追いかけてきてくれているハズだと思いながら引き返しましたが、もちろんそんなことも無く。
ポツンと雪道に淋しそうに取り残されたアイゼンを発見した時は、並々ならぬ愛を右足のアイゼンに注ぎたくなりました。
六甲山山頂で写真撮影を済ませ、食事をしたのですが、鍋蓋の水滴を見たらあっという間に凍ってるんです。
そういえば何か肌も痛い。
そりゃそうです。
-2℃!!
けど、樹氷も非常に綺麗で、寒いのもいいですねぇ~。
東六甲分岐点を通過し、銀世界の中、誰かの通った雪道を進みました。
しかし!!
一時的に通る雪の少ない車道で誤ったのです!!
一体自分が何処に居るのか地図を見ても分からない!!!
標識を見落としたらしく、かなりの距離を進んでおりました。
まぁ、山道ではなく、車も沢山通る車道なのでパニックにはなりませんでしたが。
しかし、どこに居ても、きっと自分の居場所が分からないっていうのは怖いもんなんだろうなぁ~としみじみ感じてしまいました。
引き返す気力も無いそんな時に、別ルートで六甲山頂を目指す親切なY御夫妻に出会いました。
地図を見せてもあまりハッキリ場所が分からないらしく、お誘い頂けたので御一緒させて頂きました。
御夫婦で国内外問わず山巡りをされてるそうで、とても興味深いお話が盛り沢山!
互いに旅のアレコレを喋りつづけ、また行きたい場所がどんどん増えて行き。。。
道に迷って良かった。。。と思える位楽しかった(笑)
御夫妻にも楽しかったと言って頂いて、今回の山行も「喋る単独行」っぷり発揮!!
Y御夫妻、本当にありがとうございました~!!!!
ということで、目標の東六甲縦走は最後まで果たせませんでした。
まぁ、またやればいっか!!
けど、これが私の山なんだろうなぁ~と思いました。
無理をせず、臨機応変に、出会いと自然を楽しむ。。。
今年の六甲全山縦走では完走できますようにぃ~!!!!
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