中央アルプス行ってきました。
長野県駒ヶ根ICでバスを乗り換え、しらび平(1662M)まで登ります。
またそこからロープウェイで更に高度を稼ぎ、千畳敷(2612M)からのんびり歩くはずが・・・
千畳敷に到着して、笑ってしまいました。
だってね、雪・雪・雪!!
私、もうちょっと溶けて登り易くなっているだろうと思っていたんです。。。
酷くても真冬の六甲位かと。 平均積雪量が2.5Mだそう(笑) 今年は量が多いそうですが・・・
とりあえず、山の神に御参りです。
持参したスナック菓子が辛さを増していそうな程、気圧も違うんですよね。
【千畳敷~木曽駒~宝剣~檜尾】の2泊3日の稜線歩きプランを考えていた自分に笑うしかありませんでした。
でも、せっかく来たのだし、行ける所まで足を伸ばしてみることにしたんです。
千畳敷には、ロープウェイ乗り場に連結してホテルがあり、これ以外の建物はありません。
そのホテルのK氏が、途中まで同行して下さるというんです。
どうやら彼は山岳救助隊もされてるそうで、私のアルプス積雪期対応では無い装備でも、何とか稜線までは行けると言うのですね。
その上、明日の雨の中でも、逆に雨で雪が落ち着いて下りやすいと言うのです!!
なので、ちょっと挑戦してみることにしたんです。
しかし、何とか途中からでも一人で進めたのですが・・・引き換えしちゃいました。
あと一息で宝剣山荘の稜線に出る所まで行けたのですが、そこからが急登なんですね。
60度の雪渓登れても、翌日の雨の中下るなんて・・・私には無理!!
山岳救助隊が何と言おうと、私には無理なこと位は分かります。
もし仮にできたとしても、そんなの運が良かっただけで、運試しする程たくさん命もありません。
それに、何としてでも日曜の番組までには帰らないといけません!!!
雪解けまで待ってられません!!!
ガスのせいでホテルも見えませんでしたが、足跡辿って帰ることに決定です。
一歩一歩ヒールステップを意識して注意深く時間を掛けて下りました。
雪渓下るのってやっぱり危ないんだなぁ~と実感しつつ。
遭難事故が下りに多発するのも、納得です。
ガスが晴れ、ホテルの方へ目をやると、K氏が外でこっちを見ています。
K氏「どぉ~したのぉ~~~~~~??」
私 「怖くなったんで引き返しちゃいましたぁ~~~~~~~」
K氏「はっはっは~~!!帰っておいでぇ~~~~」
その後は宴です。
台風接近に伴い予約は全てキャンセル。 客は私だけ。
K氏と、ロープウェイのスタッフ1人と、私の、小さな宴です。
山談義に華が咲き、凄く楽しかったなぁ~
中でも印象深かったのが、K氏の「ココは猿の上高地さ」
近年、温暖化で猿が千畳敷を普通にうろつくようになったとの事。
こんな高所に猿が涼みに来るそうです。
高山植物が食べられ、絶滅してしまう危険もあるので、笑い事じゃないんですけどね。。。。
こういう宴の楽しさも、また山の楽しさです。
夏にまた訪れる時の為にと、帰り際にK氏が名刺を下さいました。
彼の所属する山岳会が管理する‘空木平非難小屋’が最高なんだそうです。
大絶景のテラスで、足をぶらんぶらんできるそうです!!
うひゃひゃっ♪
「喋る単独行」っぷり発揮ではありましたが、今回単独の限界を感じました。
なので、どこかの山岳会に入ることを検討してみることにします。
また、岳人の高齢化も進んでいます。
K氏曰く、植村直己でお馴染みの明大山岳部も部員が1人らしく、OBと活動しているそうです。
仲間不足で悩んでいるのは、関学山岳部や私だけではないんですね。
そういった人間が集まって山岳会を組み、岳人の若返りを図れないものかと考えてしまいました。
今回みたいな山旅もアリだけど、やっぱりもっと歩きたかったなぁ~
早く夏にならないかぁ~
次は必ず頂上踏みたいなぁ~
Kさん、この度はどうもありがとうございました~!!
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